防災ってお金がかかるイメージだけど実際どうなの??
これは多くの方が疑問に思っていることではないでしょうか?
たしかに防災対策には、一定の費用がかかることがありますが、それに投資することは将来の被害を最小限に抑えるために非常に重要なことです。
また、近年では100均などでも揃えらえれるものがあることから、防災に対する金銭面のハードルは下がっているようにも感じられます。
一番良くないことは、お金が無いことを理由に何も始めようともしないことです。
ここではどういったところにお金をかけて、どういったところを節約するのか。
そういった観点と、コツのようなものをお伝えできればと思います。
一番お金をかける必要のあるところは?
例えば、あなたは防災バッグや備蓄品をお金と時間をかけて揃えることができたとします。
いざ大きな地震がきて、家が倒壊してしまったらどうでしょうか??
せっかく準備してきた防災バッグや備蓄品は家の下敷きになり、取り出すことができません。
それどころかあなたの命があるかどうかもわかりません。
そうなってしまっては、どれだけお金をかけて準備をしても意味がなくなってしまいますよね?
つまり一番お金をかけなければならないのが、
家屋や建物の耐震化 です。
家というのはあなたの命を守ってくれる、いわばシェルターです。
あなたの住む家への投資が一番重要な「お金をかける場所」となります。
家の強度を測る
家の強度については無料で査定してもらえることがあります。
また、耐震化工事には補助金が出る可能性が非常に高いので、まずは自分の住む自治体に相談をして、補強が必要か否かをしっかり判断してもらいましょう。
※家の耐震工事を謳った詐欺が横行しているようなので、必ず役所などを通して安心できる業者を選択てください。
家具の転倒防止をする
家の倒壊を防いだ次は、家具の固定や転倒防止を行います。
ですが、その前に僕が皆さんにオススメするのは「断捨離」です。
不要なものを整理すると、棚が空くことがあります。つまりその棚は不要になるということです。
不要なものは処分してしまうことで、固定や転倒防止をする必要が無くなります。
よってお金の節約にもなるし、家も片付く、飛散するものも少なくなり安全性が向上するわけです。
ぜひ断捨離を行った上で家具の固定を行ってみてください。
分散して準備する
一度に準備をしようと思うと、金銭面でも負担になる上に備蓄品などの賞味期限や使用期限が一度に迫るなどのマイナスの面があります。
なので、毎月、半年といったように時間をかけて準備していくことで金銭面の負担を軽減できます。
分散して準備すると以下のメリットがあります。
- 備蓄品の賞味期限を分散できる
- 金銭面の負担が分散できる
- 買ったものを設置するまでの時間が確保できる
- 本当に必要かを考慮する時間が出来る
当然時間をかけることのデメリットも存在します。
- 直近で大きな地震がきた時に準備が終わっていない可能性がある
- また今度と、つい後回しにしてサボってしまう
ただ次の大きな地震がいつ来るか分からないのも事実の為、早めに準備を終わらせておきたいところです。
ヤサオの失敗談
一度にモノを購入したことがあり、家具固定や飛散防止フィルムなどを取り付ける時間が確保できずに、いつまでも家の中に転がっている時期がありました。
また、一度に購入すると「実は必要なかった」物が出てくることがあります。次の写真を見て下さい。
これは僕が一度に買って後悔したものです。転倒防止器具が3セットも余ってます、、、
部屋を掃除しながら断捨離を実施していった結果、棚を処分したり固定方法を変更したことで転倒防止器具を使う必要が無くなってしまいました、、、
僕が順番を意識したり、断捨離が大事だというのはこういった経験から来たものです。
皆さんには自分と同じような失敗をしてほしくありません、結構値段がするものなのでかなり無駄な出費になりました。
(高いから捨てるに捨てれず、、、)
進めていくコツ
今月は○○を揃える月、来月は○○、など計画的に行うことで金銭の負担も分散でき、無駄な出費も抑えることが可能です。
(例:4月は飛散防止フィルムを貼る 5月は棚を固定する など)
子供に手伝ってもらったりすることで、楽しく作業でき、子供自身の防災意識向上にもつながります。
「安物買いの銭失い」に注意
近年では100均や3COINSなどでも防災グッズが売られているため、手軽に揃えやすい環境になってきているのは嬉しい限りです。
しかし、ただ「安いから」といった理由だけで物を揃えるのは言語道断です。
安い物と高い物にはやはりそれだけの理由があります、僕が100均などで揃えても良いと思うのは以下のものです。
100均で十分な物
- 除菌シートやせっけんなど、効果に大きな差がないもの
- ビニール袋、ポリ袋
- 圧縮タオル
- 割り箸、紙コップなどの消耗品
- 使い切りの簡易トイレ
- 耳栓・アイマスク
- 乾電池
- ライト(室内で使うもの)
基本的に「消耗品」、性能差が大きくないもの。
しっかりしたもので揃えた方がよいもの(100均はやめたほうがよいもの)
- アルミシート/アルミブランケット/サバイバルブランケット
-
耐久、カサカサ音がしないものが理想
- レインコート
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上下セパレートしている物、防水性、透湿性の高いもの
体温維持は命に直結するため、体が濡れないものを選ぶこと日常使いも出来るため、買って損はしない
- モバイルバッテリーなどの電化製品
-
バッテリー製品は実績のあるメーカーを選ぶこと、また世帯に合わせた容量の選択も大切
- ライト(屋外で使うもの)
-
落として壊れる物、すぐ電池が切れるものはNG
雨の日に避難することもあるので明るさと防水性がしっかりしている物を選ぶこと
僕のオススメできるアイテムは以下のものです。
※広告ブロックをしていると正常に表示されない可能性があります。
↓↓カサカサ音の少ないアルミシート↓↓
↓↓護身にも使える高耐久高性能ライト↓↓
↓↓旅行にもオススメできるモバイルバッテリー↓↓
安物買いの銭失いという言葉があるように、ちょっとしたことで壊れてしまうようなものでは災害時に役に立ちません。
平時では新しいものを購入するだけの話ですが、もちろん災害時にはそんなことはできません。
災害時こそ信頼できるものを選びましょう。
5000円防災
なかなか防災にお金が使えない。そんな方にオススメなのが5000円防災!
毎月5000円だけ、防災用品を買っていくというものです。
1万円は無理でも5000円なら、、、そんな方も多いのではないでしょうか?
実は5000円あれば結構色んなものが買えるものです、家計管理もしやすいのでオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お金を使うところ、節約するところにメリハリをつけることが大事なことになってきます。
でも一番やってはいけないことは、お金が無いことを理由に「行動しないこと」。
防災対策には、一度に全てを実施する必要はありません。少しずつ始めることができるので、まずはできることから始めていくことをおすすめします。
- お金を使うべきは家屋や建物の耐震化
- 100均を上手に使う
- 毎月○○円だけ防災に使う(定額制)
- お金をかけなくても出来ることを見つける
(断捨離、家具の配置の見直し、避難ルートを決めるなど)
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