今年も梅雨の季節がやってきましたね。
5月ってこんなに暑かったでしたっけ!? やはり温暖化の影響なんですかね?
やはり昔と比べて気候の変化が激しくなっているように感じます、
今年も「10年に一度」「100年に一度」と言われるような台風やゲリラ豪雨、洪水、こういった水害が毎年どこかで必ずと言っていいほど発生します。
皆さま、断水に対する備えは万全でしょうか??
令和4年9月24日(土)台風15号の影響により、静岡市清水区で大規模断水が発生。
断水被害は約6万3000世帯に及び、多くの方が水を求めている様子がテレビで報道されていました。
この断水は興津川の取水口が流木で塞がれたことが影響して発生した断水ですが、地震による水道管の破裂、停電によるポンプの停止などによっても断水は起こります。
水害の多い地域だけでなく全国民が備えておきたい”断水対策” ぜひこれを機に見直してみて下さい。
なぜ水が必要なのか
なぜ断水が起こると何が困るのか? ここから掘り下げてみましょう。
トイレが流せない
一般的にトイレのタンクには水が6~9ℓの水が入っています。
それを “1回” 流すのに全て使用してしまいます。 2ℓのペットボトルで3、4本分。
普段は全く意識していないと思いますが、ペットボトルで考えるとトンデモない量ですね!
皆さんは一日に何回トイレに行っていますか?
自分だけならまだしも家族の分も含めるといったい一日何回トイレを使用しているのやら、、、
もしマンション住まいの方だと、1回のトイレを流すのに10ℓのポリタンクを持って自分の住んでいる階まで上がる。
考えるだけでも滅入っちゃいますね、、、
一日何回往復すればよいのでしょう、、、??
洗い物が出来ない
蛇口を捻れば水が出る、水を流しっぱなしにしながら食器を洗ったり、手を洗ったり。
そんな当たり前のことが出来なくなります。
洗濯なんて何ℓの水を使っているのでしょうか??
40~60ℓ近く使っていると言われており、これもペットボトルで換算すると20~30本、もし備蓄の水で賄おうと思ったら1日で備蓄が全部消し飛んでしまうぐらいの量です。
お風呂に入れない
お風呂は湯舟をにお湯を貼ると150ℓ~200ℓの水を使うと言われています。
ペットボトルで換算すると2ℓが 75本~100本。
平時ならなんてことない話ですが、非常時のペットボトルで考えるともはやクレイジーの領域です、、、
お風呂に入ろうと思ったら給水車まで何往復しなければいけないのでしょうか??
計算出来るけどしたくはないですね、、、
とどのつまり
私たちは水が豊富な日本という国で暮らしており、水という物は蛇口を捻れば出てくる当たり前の存在です。
意識をしていないだけで、如何に水を多用しているのか。
そして その「水」が途絶えるとはどういったことを意味するのか?
今後、自分が被るであろう苦労を”今”読み取って、一緒に備えましょう。
断水に負けない 防災グッズ5選
それでは断水が ”起こる前に” どういった物があると断水時に苦労しないのか確認していきましょう。
1. 備蓄水
必要な水の量は一般的に 1日一人あたり3ℓ必要だと言われています。
ちなみに僕が推奨するのは、3日分ではなく7日分です、やはり3日で支援が来る可能性は限りなく低いと想定します。
我が家のように5人家族であれば、
3ℓ×5人×7日分=105ℓ うん、とんでもない量ですね。
2ℓ×6本入りのケースで購入したとすると105ℓ÷12ℓ =8.8 ≒9ケース
これを家の中、屋外の倉庫などに分散して保管しましょう。
かなり大荷物になりますので、一度の買い物で揃えようとせずにコツコツ買いだめしていきましょう。
でも「水」は生命の維持に一番必要な物です。ここは最低限抑えておきましょう。
500mℓの水も2ℓと併せて準備しておくと、各所に手洗い用に用意出来たりして便利です。
500mℓはゴミが多く出るので、僕は2ℓを多めに備蓄しています。
2. ポリタンク
主に給水車からの配給を受け取るのにあったほうが良いものになります。
特にコック付きのものであれば使い勝手が良く、節水しながら使用することが出来ます。
ポリタンクにはハードタイプとソフトタイプ(給水バッグ)の物がありますが、在宅避難目的で購入するならハードタイプがオススメです。
10L~20Lの物を選びましょう。特に女性の場合、満タンに入れてしまうと重たくて運搬が困難になる恐れもあります。
自分の体力に見合った大きさの物にしましょう。
ただし給水車は次にいつ来るかなど分かりません。極力大きいタンクを複数備えておきたいですね。
ちなみに我が家は20ℓ×2個、あとは防災バッグの中にも小さいサイズの物が入っています。
こういったポリタンクと携帯浄水器を活用することで、川などから水を汲んできて飲料水に変えることも可能です。
3. キャリー
20ℓの水を手に持っての移動はしんどいです。
なので道が平坦(かつ地面の損傷が無いことが条件ですが)な場合にキャリーがあると非常に便利です。
キャリーがあると一度に複数の水を運ぶことが出来ます。
また水の運搬だけでなく多用途にも使えるので、防災アルアルの「買ったけど使うことがない」なんてことはありません。
近年のキャリーは折り畳めるものだったり、椅子や机がわりになるものもあります。
簡単なお出かけに利用しても良いかもしれないですね。
↓↓フレームのみ↓↓
↓↓ボックスタイプ↓↓
↓↓階段昇降対応型↓↓ こんなのあるんだね!!
4. 非常用トイレ
平時にお風呂を除き、一番多く水を使用するのがこのトイレです。
このトイレに水を使用しないことで大幅な節水が可能になります。
まずやってはいけないことは、強い揺れの後にトイレを流すことです。
水道管が破裂しているなどして水が流れない、またはマンション等であれば下の階に汚水が侵入し大変なことになったという事例が多々あるようです。
必ず専門家、または管理人からの指示があるまでは流さないようにしましょう。
僕が実際に使用してみて皆さんにオススメできるのが、防災LABさんの非常用トイレセットです。
この防災LABさんの商品は2個ずつの個包装になっており、他の商品とは一線を画します。
個包装になっているため、購入したら防災バッグや車の中、通勤カバンの中にこっそり忍ばせることが出来ます。
断然防災LABの非常用トイレの方が使い勝手が良いです。
しかも他人におすそ分けすることも出来るので、感謝されること間違いなしです!!
他社の非常用トイレの中には、外装と取説だけオリジナルで、袋や凝固剤などの中身は全く同じ製品が入っていたというものもあるようなのでご注意ください。
また、僕は試していませんが非常用トイレのみでなく、ペットシートや猫砂などもトイレとして使用できます。
※我が家は「大人用オムツ」も備蓄してあります。
被災後はトイレの便器が破損したり、ドアが開かなくなるリスクもあります。
トイレ用の便座を別途購入しても良いですし、段ボールなどでDIYするという選択肢もあります。
携帯浄水器
飲み水を自ら作るという選択肢があります。
例えば井戸を持っている方、雨水を貯めている、近くに川があるといった方には携帯浄水器がオススメです。
この携帯浄水器と言われるものは、水から不純物を取り除き、飲める水に浄水してくれる大変便利なアイテムです。
普段は登山やキャンプなどで使用することが多いですが、こういった防災面でも非常に心強いものになります。
浄水器を通すことでお風呂の残り水も飲むことが出来ますし、近所のため池なんかの水も飲料水に変えてくれます。
※僕は実際にお風呂の水も近所のため池の水も飲んでみました、臭みもなく普通の水になって感動しました!
携帯浄水器の種類によっては放射能物質や化学物質、農薬なども除去できるものもあります。
家族の人数によって水が必要な量も変わるかと思います、ストロータイプはあまり使い勝手が良いとは言えないので、もし買うのであればストロータイプ以外を買うようにしましょう。
また携帯浄水器の多くは、海水NGですのでご注意ください。
その他の手法
食器を洗わないようにするために、サランラップや使い捨ての割り箸、紙皿などを用意しておくと良いでしょう。
身体や髪を洗えないことを見越して、ボディーシートやドライシャンプーなども大変有効です。
多くの人が知らない事実
清水区の断水で実際に被害にあった人から聞いた情報です。
実は給水車もしくは給水方法によっては飲料に適さない水があるようです。
給水車=飲料水の考えしか持ってなかったので僕には衝撃的な情報でした。
どうやら配給を受けた人によると「これは生活用水として使用してください」との指示があったようです。
色んな理由で水質が担保出来ないのでしょうけど、やっと来た給水車が飲めないとなると絶望的ですね、、、
最後に
断水時は多くの方がポリタンクや空のペットボトルを抱えて暑い中給水車に並んでいる映像が流れていました。
もしこのように断水に対する防災グッズをいくつか持っているだけで、その苦労のほとんどは無くなっていたはずです。
次にいつ地震、水害が自分の身に降りかかるか分かりません。
水のありがたみを噛みしめながら毎日を過ごしていきたいですね。
皆様も自分や家族が苦労しない為にも事前に備えておきましょう!!
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