圧縮タオル、前々から気になっていたけど実際どういった時に使うの?使い物になるの??
色んな疑問を持っていました。
防災を学んでいくと「水」というキーワードに敏感になってきます。
最重要アイテムに等しい水を使ってまでタオルを作らないといけないのか?
今回はそんな疑問を解消するために「水をどのくらい使ったら圧縮されたタオルが元に戻るのか」。
これを確認したいと思います。
サイズは全部で3種類
販売されていたのは3種類、
- スモールサイズ 16×26cm 20枚
- レギュラーサイズ 21×26cm 8枚
- ラージサイズ 23×35cm 6枚
スモールサイズが20枚なのに対してレギュラーサイズの量の8枚、半分以下になっているのが気になりますね。
それぞれ一つずつ出してみる。
スモールだけ極端に小さいのが分かりますね。
今回はこれらの圧縮タオルが「キャップ〇杯」で使えるようになるかそれぞれ確認してみましょう。
※ペットボトルのキャップは一般的に 5ml (5cc)と言われています。
スモールサイズ
もうラムネにしか見えない。
まずはキャップ1杯分の水をかけてみる。
ちょっと面白かった(笑)
「そっちに膨らむの!?」と思わずツッコんでしまった。
広げるとこんな感じ。
薄くてぺらぺらな印象だが、思っていた以上に生地が丈夫!
引っ張っても破れないぐらい安心できる生地でした。
キャップ一杯で立派な濡れタオル(飲食店にあるお手拭きぐらいのサイズ感と濡れ具合)になりました。
ちなみに、僕が持っているおしりふきと比べるとこんな感じです。
※左:おしりふき 右:スモールサイズ
おしりふきと比べると二回りぐらい大きいサイズ感ですね。
レギュラーサイズ
三女が水をかけたいというので手伝わせてみました。まずは1杯目。
今度は1杯だけでは芯までしっかりと水が浸透しない様子。
クルクル丸めて圧縮されているので、中心部はカチカチのままでした。
ただ揉みこむことで水が行きわたり、キャップ1杯分の水でも使えるようにはなりました。
ただし!
ギリギリ水が行きわたっているため、何かを拭こうと思うと水分量が足りない。
もう少し水を追加しないと実用的ではないですね。
そして驚いたことに、生地の厚みがスモールと全く違う。
これはさらに丈夫な印象を受ける。
ワッフル状になっているので汚れも絡めとってくれるんではないかと期待しちゃいますね。
スモールと比べると、横幅は同じで長さが一回り大きくなってます。(スペック通り)
ラージサイズ
キャップよりも二回りほど大きいですね。
ラージサイズを完全復元させるには、キャップ2杯の水が必要でした。
2杯分の水なら大判タオルとして使い道があるように感じます。
しかも今回わざと生地をやぶってみました。
意外に真っ直ぐ破ることが出来ました。
ひょっとしたら自分の都合のよい大きさに合わせて別の使い道を見出すことができるかもしれませんね。
まとめ
左:スモール 中:ラージ 右:レギュラー
今回僕が一番驚いたのは、やはり必要な水が思ったよりも少ないこと。
<実用的な水の使用量>
スモール: キャップ1杯 5ml
レギュラー:キャップ約1.5杯 8ml
ラージ: キャップ2杯 10ml
これぐらいであれば水が貴重な災害時にも負担になることも無いと言えるでしょう。
ただあくまで「1回分」ということだけは注意しておきたい。
これを家族の人数分、食前、食後などと普段使いするには勝手が悪い。
ヤサオならどう使う
僕ならば、ラージサイズを1個 0次防災(普段の持ち歩き用)として準備する。
外出先で被災した際に、一夜を明かさなければならなくなった時に体拭きとして使用する。
ちなみに僕の住んでいる環境では、防災バッグには圧縮タオルの必要性は低い。(荷物を沢山持てるため)
まだオムツが外れていない三女がいるため、重量は重くなってしまうが「おしりふき」の方が汎用性が高い。
また枚数も十分にあるため、避難生活が数日に渡っても十分な量だ。
ただ、次の人が圧縮タオルを持つのはかなり有効だと思う。
津波の被害範囲で防災バッグの荷物を最小限に抑える必要がある人
これに該当する人は水分量の多いものは極力排除する必要がある。
こういった人は圧縮タオルを入れることで、荷物を抑えることが出来るでしょう。
いかがでしたでしょうか?
これはかなり便利なアイテムだと思います。
普段のかばんにいくつか忍ばせておいてはいかがでしょうか?
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