実は防災グッズにはある法則に基づいて優先順位を決める必要があります。
あなたはなんで防災バッグに水が必要なのか考えてことがありますか?

単純に喉が渇くからじゃなくて??
実は、、、大当たりです。ほかにも用途はありますが、主な理由は飲料としてです。
でも災害時に喉が渇いたって、我慢すればいいだけだと思いませんか??
今日は朝ごはん抜いてきたって人たくさんいますよね?じゃあ別に水だって飲まなくたっていいじゃないですか。
ところが人間の体はそうはいきません。
人間の体は3日間水分を摂取しないと死ぬように出来ているからです。
今回は生命維持に必要な「サバイバル3の法則」について取り上げていきます。
サバイバル 「3の法則」


人間が生命を維持するためには「空気」「体温」「水」「食料」を必要とします。
それぞれタイムリミットが決まっています、それを超過すると死亡する可能性が高いということです。
優先順位に沿って解説していきます。
空気 「3分」
我々は普段何気なく息をしていますが、あなたは息を何分止めていられますか?
1分でも難しい方もいるのではないでしょうか。言わなくてもわかると思いますが、人間は呼吸が出来ない状態では生きていけません。
水に溺れる、有害ガス、ものが詰まって窒息、シチュエーションはそれぞれですが新鮮な空気というものがどれだけ大切か分かると思います。
何より優先すべきは空気だということを覚えておいてください。これが出来ないと3分で命を落とします。
火事や火山噴火などによる有毒ガスの発生が一番現実的でしょうか。
体温 「3時間」
次は水じゃないの?と思った人もいるかと思いますが、次に大切なものは「体温」です。
過酷な環境下では、体温維持が重要になります。
もし極寒の冬に裸で外に放り出されたらどうでしょうか?裸でないにしても薄着でずっと過ごせますでしょうか。
人間の深部体温が35℃以下に低下した状態を「低体温症」と言います。
一般的に32~35℃を軽症、28~32℃を中等症、20~28℃を重症に分類され、中等症以上の死亡率は約40%といわれているようです。
非常時でも3時間以内に体温を維持する方法を考えつく必要がありそうですね。
ちなみに夏場では熱中症にも注意してください。
水 「3日」
ようやくここで「水」が出てきます。
どうやら水は飲まなくても3日は耐えれるようです。
とはいえ、外気温や運動量にもよるので3日はあくまで目安だと思った方がいいでしょう。
そして調理などにも使う方がいますが、極力 水は飲料水として使用することをオススメします。
食料 「3週間」
驚きの数字が出てきましたね。
実は3週間は食料を摂取しなくても生存は可能だそうです。人間の脂肪を分解してエネルギーに変えるため、これほど生存できるそうです。
人の体格などによって違うかとは思いますが、非常時にはそれだけ優先順位が低いということを覚えておいてください。
いくら遭難した人でも、食料より水を摂取できなければ助かる可能性は低いということですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
市販の防災バッグの中身を見てみてください。なんと潤沢に「食料」が入っていることでしょうか。
しかも優先順位の高い「水」を使って、優先順位の低い「食料」を食べれるようにする。
この矛盾を理解していただき、今後このサバイバル3の法則を思い返していただき、自分の防災バッグを作る材料にしてみてください。
温かいご飯が食べたい気持ちも分かりますが、食料の持ち出しはほどほどにしておきましょう。
- 「空気」3分 ガスマスク、ビニール袋など
- 「体温」3時間 シェルター、アルミブランケット、防寒着、温かい飲み物など
- 「水」 3日 ペットボトルの水、携帯浄水器、雨水など
- 「食料」3週間 携帯行動食、防災食など
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