ここまで読んでくださってありがとうございます。
さて、ここまで順番に準備をしてきてくれた人は、とりあえず地震で死ぬ可能性はかなり減っていることと思います。
次は防災バッグ(1次防災)を持って逃げる準備をします。津波被害を被る可能性のある方はもちろんですが、在宅避難をしようと考えている方も防災バッグは備えてください。
いくら「在宅避難だから」とはいえ、防災バッグは必要です。
「絶対」などというものはありません。安全だと思った家でも倒壊の危険はあるし、何より「火災」が発生する可能性もあります。
これは自分の家から火が出なければ問題ない!ということではありません。
隣の家、はたまたその隣、場合によってはもっと遠くの家から出火し、風に乗って延焼していく可能性だって有りえるからです。
こればっかりは自分が悪くないにしても、強制退去を余儀なくされるでしょう。そんな時の為にも防災バッグは必要になります。
その防災バッグでいいですか?

自分に合った防災バッグとは
「自分に合った」とは、色やデザインの話をしているわけではありません。
あなたの立場、家族構成、避難先までの距離。こういったことを指しています。
特に気を付けなければならないのが津波被害を受ける人。これに当てはまる人は普通の人が準備している防災バッグを参考してはいけません。
津波被害の場合、一分一秒を争います。重い防災バッグを担いでいたら逃げ遅れて波にさらわれた、、、
なんてことになったら本末転倒です、大事なのは自分に合った備えをすることです。
子供や要配慮者の有無
子供や障害を抱えた方、高齢者など、一人で避難することが困難な方と一緒に住んでいる方。
子供を抱える、車椅子を押す、高齢者をおんぶする。まともに準備した防災バッグを背負った状態でさらに人の介助をする、これはとても困難を極めます。
津波の被害範囲でお住まいの方は荷物は最小限に留める必要があります、むしろ防災バッグなんて背負っている場合じゃ無い方も中には大勢いらっしゃると思います。
防災バッグ <<< 人命
少量の水やアルミシートのみなど、最小限のものを運べるランニングポーチやウエストポーチぐらいのものに留めた方がいいかもしれません。中身の優先順位についてはまた別の投稿で取り上げたいと思います。
まとめ
これから防災バッグを準備しようとしている人にとって、バッグの選定は重要になってきます。
- 走って逃げる必要がある人は極力小さいバッグ
- 津波の心配がない人は自分が持てる程度の大きさのバッグ
では津波が来るまでどのくらい猶予があるのか、次はその調べ方を教えたいと思います。
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