僕は非常用持ち出し袋(以下 防災バッグ)は市販品を買わずに自分で作ることをオススメしています。

そんなこと言われても、防災バッグってリュックなら何でもいいんじゃないの??
防災バッグは普通の用途と少し異なるため、ちょっとしたポイントを抑えておく必要があります。
次にあげるポイント全てにマッチしている必要性はありません。
ただし、原則として両手の空く「リュック」が推奨されています。
まずは自分がお金を出しても良いと思えるバッグを見つける所から始めましょう!
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1.サイズと耐久性


防災バッグ選びのポイントの一つとして津波などから走って逃げる必要があるかがバッグの容量を選ぶ上で重要なポイントになります。
大人用のリュックには、多くの場合「○○L(リットル)」の表記がされている場合が多いです。
唯一の目安となるので選ぶ際には表記のあるものを選ぶようにしましょう。
また、被災時は瓦礫などの鋭利になったものが多く発生します。引っかけても破れたりすることのない耐久性を持ったバッグを選ぶことが基本になります。
津波から逃げる必要のある人
津波から逃げる必要のある人は逃げるスピードが遅くならないよう、持ち物は厳選しておく必要があります。
また、津波から逃げるということは高いところに昇る必要があるので、防災バッグの重量というのは直接避難スピードに影響します。
これに該当するかたは、大容量のリュックではなく小さめのリュック(10L~20L程度)を選び、避難スピードに影響しない程度の物を選びましょう。
※津波の到達時間と避難場所を把握できている方は容量を増やしても問題無い可能性はありますがオススメはしません。


歩いて避難が出来る人
歩いて避難できる方は、いくらでも容量を増やしていただいて構いません。
ただし、避難所までの距離によっては当然体に負担がかかってくるため、荷物の詰め込み過ぎには注意が必要です。
一般的に防災バッグの重さは10kg以下が望ましいとされています。
バッグの容量の目安は30L~40L程度の物を選び、体力に応じて中身を減らすように心がけましょう。


最終的に大事なのは「重さ」
バッグの容量を参考目安としてあげましたが、大事なのはバッグを含めた「総重量」です。
容量の大きいバッグを買って、中身をそこそこに抑えるのも一つの手です。
2.ポケットと仕切り


防災バッグには、ポケットや仕切りがあると便利です。アイテムを整理し、探しやすくしてくれます。
ただ、結局避難所に着いてからしか防災バッグを開けない可能性が高いと思われるので僕はそれほど重視していません。
3.ストラップやハンドル


防災バッグは、咄嗟に持ち上げたり体への負担を軽減させるための、ストラップやハンドルが付いていることが重要です。
また、チェストストラップは、体との密着を高めることができるため長時間持ち運ぶ際にも体への負担を軽減してくれます。
一般のバッグにはチェストストラップが付いていないことが多いので、防災バッグにはチェストストラップが付いているものを選びましょう。
※チェストストラップは後から付け足すことも可能です。付いていなかった場合は別売りのチェストストラップを購入しましょう。
4.防水性


災害時には、天候が悪くなる可能性があるため、防災バッグが防水であることが望ましいです。
タオルやトイレットペーパなどは濡れると使えなくなる可能性があるため、防水機能のついていない人は中身を個別に防水パッキングすることをオススメします。
また素材によっては濡れるとバッグ自体が水分を吸収して重くなる可能性があります。可能であれば防水加工のバッグを選択しましょう。
5.軽量性


防災バッグ本体が軽いに越したことはありません。
軽い素材は本格的な登山用のバックパックに多く、値段が高いことがほとんどですので自分の予算が許すならばそういったバッグを選んでも良いでしょう。


6.デザインと愛着


これは完全に僕のオリジナルの視点ですが、防災バッグというのは基本一度作ってしまうと頻繁に触るものではありません。
僕が考える重要な点は、常に触りたくなるもの、人目に入っても恥ずかしくないものが望ましいと思っています。
これは防災バッグを一度作って終わりではなく、継続的に防災に意識を向けるうえで重要なことです。
玄関に置いてあっても恥ずかしくないもの、車に載せてあっても恥ずかしくないものを選ぶと良いでしょう。
僕は旅行するとき、実家に遊びに行くときなどには、必ず自分の防災バッグを車に積んで移動しています。
これも自分の防災バッグが人に見られても恥ずかしいものではないからです。
ぜひ皆さんにも防災バッグに対する意識を変えていただきたいと思います。
7.自宅での保管場所との相性


防災バッグは押し入れなどにしまわずに「玄関付近」に置くことが正解とされています。
しかし玄関に防災バッグを置くスペースを確保するのも人によっては一苦労です。防災バッグを置くスペースを作っては見たものの、防災バッグが大きすぎて収納出来ない!なんてことが起こります。
この収納スペースには「この色合い」「この大きさ」そういったイメージを持ってバッグを選ぶと購入したあとに困ることはすくなくなるかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?7つのポイントは多いかと思いますが、まずは入り口として「自分の気に入ったもの」であれば良い気もします。
色々中身を検討していく上で、もっと容量が必要と思えばその都度更新していけばよいと思います。
まずは「入れ物」を用意することから始めてみましょう!
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