~ 3 ~ 地震災害で大切なこと 地震が来る前にやること”3選”

皆さんは地震災害が発生した時に、一番大事なことは何だと思いますか?

悩めるA子さん

やっぱり防災バッグの準備かしら?

いや、避難先を確認しておくことでしょ!

多くの方はそう思ってしまいますよね? 実は僕もその考えを持っていた一人でした。

でも防災バッグってあなたが無事じゃないと持ち出せませんよね?。

そして、あなたが動けないと避難所にも行けないんです。

もし、家が崩れたら、あなたがタンスに潰されて身動きが取れない状況だったら、
防災バッグは用意した意味があるんでしょうか?

津波が来るかもしれないのに動けない、家から出られない。なんてことになってしまったら、、、

そう、地震災害において、一番大切なことは「死なないこと」当たり前のように聞こえますが、

これが防災の「原点」で「本質」です。防災バッグの準備をすることが防災ではないのです。

何から出来るか一緒に考えてみましょう。

目次

地震が来る前にやっておくこと”3選”

家の耐震化

家が崩れたらなす術無し、、、

皆さんの住んでいる家は、地震に耐えれるだけの強度を持っていますでしょうか?

木造住宅の耐震基準には、「旧耐震基準」というものと「新耐震基準」という2つの基準があります。

新耐震基準が適用されたのは1981年6月、それ以降に建てられた家にはこの新耐震基準を元に設計されているはずです。

よって、1982年以前に家を建てた方は、専門家による耐震診断を受けてもらうことをお勧めします。

なお、2000年以降にも改正は続いておりますが、ひとまずは旧耐震基準に当てはまる方は診断を受けてみましょう。

ちなみに、各市町村には「耐震改修費補助」のような制度があることがあります。

ちなみに私の住んでいる役所のホームページを見ると、「無料耐震診断」「改修費最大160万円補助」などの援助をしてくれます。

皆さんも自分の住んでいる役所のホームページを確認してみて下さい。案外 家を強化するハードルは高くないのかもしれません。

断捨離

実は「物を減らす」というのはとても有効な手段です。

大きな地震では、あらゆるものが飛散すると言われています。大型テレビや机、キッチンの包丁が飛んできた、グランドピアノがひっくり返ったなどという話もあるぐらいです。

物が散らかる(飛散する)ということは以下のデメリットが発生します。

  • 身体に直接あたりケガをする
  • 足の踏み場が無くて身動きが取れない
  • 動いたときに足をケガする
  • 物が邪魔してドアが開かなくなる  など

足をケガするということは、津波から逃げる時に十分に動けなかったり、
避難した先でも適切な処置を行えないと、傷口が悪化していく可能性が十分にあります。

極端な話、部屋の中に一切の物が無ければケガをするリスクはほとんど無いというわけです。

家の中が片付くだけではなく、地震対策にもなっている「断捨離」。

我が家は古いパソコンや昔の携帯電話、カメラも処分しました。

あとはCDや昔のゲームなんかも実際にブックオフの買取サービスを利用して処分しました。

意外にそこそこの値段で買い取って貰えたものも多かったのでラッキーです!

最低でも壊れて使えないものぐらいはすぐに片付けておきたいところです。

家具の固定

続いて家具の固定です。

3番目に紹介するのにも理由があります。それは「断捨離」をした後が一番無駄を省けるからです。

合わせて家具の配置も見直してみましょう。

必要無い棚を固定するぐらいなら、処分してしまった方がスペースも出来て固定もする必要が無くなりますよね?

なので家具の固定をする際には、必ず無駄なものを片付けて、必要な物だけ固定をするようにしましょう。

優先順位をつけて固定する

まず一番最初にやりたいのが「滞在時間の長い場所」

特にリビング寝室を優先的に整えましょう。

これは我が家の食器棚の固定状況です。

突っ張り棒の他に、貼って(置いて)設置するだけの「スーパー不動王」を併用しています。

この食器棚の正面にはリビングから廊下(玄関)へ繋がる唯一のドアがあります。

我が家にとってこの食器棚だけは絶対に倒してはいけないものなのです。

避難動線を確保

今あなたがリビングにいる時に被災したと仮定します。

リビングはあなたが棚やテレビなどの固定をしていた為、なんとか地震の第一波を無傷で乗り切ることが出来ました。

次に外に避難しようとした際に、玄関までの道が塞がっていたらどうでしょうか?

つまり、次に順位が高いのは「玄関につながる道を確保」することです。

これは我が家の玄関前の棚です。

食器棚と同じく2重に固定してあります。

理由も同じで、この棚が倒れると外への脱出が困難になる可能性が高いからです。

また、そこそこの重さがあるため、倒れた際は一人で持ち上げることはまず無理でしょう。もし妻や子供が下敷きになった場合、救出も出来ないかもしれません。

従って、この棚も絶対に倒してはいけない棚なのです。

ちなみにこの棚の下部には家族の防災バッグが収納してあります。ヘルメットもいつでもすぐにかぶれるようにヘッドライトをセットした状態で設置してあります。

ここまですれば、無事に玄関までたどり着き、靴を履き、防災バッグを持って、ようやく避難先へ避難が出来る可能性が出てきます。

まとめ

防災バッグを準備することや避難先を事前に調べておくことはとても大切です。

しかし、その前にやるべきことをやっておかないと、せっかくの準備が無駄になってしまうかもしれません。

しっかりとポイントを抑えて、避難が出来るイメージを作りましょう。

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